こんにちは、脇です。
今日は性教育についての大切なハナシ。
私が子どもの頃は、まともな性教育を受けないのが当たり前でした。
性について大人が子どもに語るのはタブーとされていたのでしょう。
しかし、今のネット社会、子どもをあらゆる情報や犯罪から守る為には、正しい性知識を早い段階で与える方が良いのではないかと思います。
自分のいのちはどうやってできたのか?という我が子の純粋な疑問に答えるには、性交や受精について伝えることになるので大人にとっては話し難いことかもしれませんが、ここはごまかしたりせずに真剣に向き合うべきでしょうね。
子どもにも大人にもオススメの本がこちら。
イラストで具体的に説明してしてくれるので分かり易い。

男の子のお母さんから、からだのことは全てお父さん任せ、という話もよく耳にしますが、この本にはからだの洗い方や思春期への対応まで載っています。
パーツごとの正式な名称を学び、そのものの存在を子ども自身が認識することも大切なんですね。
この本を読むと、「性」のことをイヤらしいことと捉えずにいのちの成り立ちに関わる重要なこと、と思えるようになります。受精に至る過程について、子どもには科学的に伝えていけばよいのだと理解出来るようになります。

残念なことに日本は、性産業先進国でありながら性教育後進国だそう。
子どもが誤った性知識を身につける前に、まずは私たち大人が勉強したほうがいいかもしれません。ポルノの性描写を正しいものと認識している大人もいますからね。
それからもう一つ大切なこと、マイノリティーの性について。
LGBT(レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダー)についてです。
人間の性は「男」と「女」の二つに一つではなく、グラデーションであるということ。
この本の著者である北山ひと美氏の話によれば、トランスジェンダー(性同一障害)は全体の6%くらい存在するそう。ということは、学校に数人、もしくはクラスに一人はいるかもしれません。
そのようなことで差別が起こらぬよう、子どもに丁寧に伝えていきたいですね。
さて、動物の性もグラデーションなのだろうか...?