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フードスケープ

こんにちは、脇です。
本年もどうぞよろしくお願いいたします。

気づくともう11日。
この調子だと、あっという間に12分の1が終わってしまいそうですね。

さて、昨日は群馬県前橋市のアーツ前橋というところで開催されている「フードスケープ 私たちは食べものでできている」という"食"がテーマの展覧会へ行ってきました。
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"食べもの"が"自然"から切り離され、利便化された流通システムの中で全体像が見えなくなってしまったのは、一体いつからだろうか・・・
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微生物のこと、神さまのこと、生産者のこと、殺生のこと、宗教のこと、循環について・・・

この展覧会では、アーティストや料理人、研究者たちが、様々な角度から「お皿の向こう側の風景」を繰り広げていて、改めて見えなくなった全体像を見せてくれます。
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南風食堂によるインスタレーション「集団繁殖地」では、葡萄発酵液やかんずり、キムチ、ビーツのピクルスが美しい。
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フードディレクターの寺本りえ子さんと一緒に行ったので、道中ずーっと食の話で盛り上がりました。

それにしても、乾燥ヒジキにはヒ素が含まれていて、英国食品規格庁では禁止されている食品、というのには驚きです・・・

その他、とても勉強になることばかりでしたので、ちょっと遠いけれど、オススメします。

フードスケープ
開催は17日まで。

今年もお世話になりました

こんにちは、脇です。
前回からずいぶん時間が経ってしまい、気づくと年末です。
今年も駆け足で過ぎて行きました。
毎年毎年、一年のスピードが速くなっているような気がします。どうしてこう、バッタバタの中で年が明けようとするのでしょうか・・・
クリスマスだの、忘年会だの、大掃除だの、年賀状だの、おせち料理だの・・・
日本人は忙しいですね。

さて、私ごとですが、今年は色々とチャレンジする機会のある一年でした。
今年もあと数日ですが、来年の目標を定め、さらにチャレンジしたいと思っています。なんといっても、来年は酉年ですからね。参鶏湯をさらにブラッシュアップしたいと思います。

こちらは先日のヨガと参鶏湯のイベントの際に作った「参鶏湯研究所式 薬膳参鶏湯」です。詳しくは参鶏湯研究所のFBをご覧ください。
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それから・・・昔の仕事仲間との交流が再開したりもしましたね。また今までとは違った新しい関係を築いていけたらいいな、と思っています。

そしてスーパーミーも、今年は新しい出会いがありました。今、脈々と広がっている新しい出会いをさらに育てていきたいと思っています。仕事のジャンルも拡大中です。


それでは
本年は大変お世話になりました。
来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

DETOX YOGA体験&薬膳参鶏湯のワークショップのお知らせ

こんにちは、脇です。
DETOX YOGA 体験&薬膳参鶏湯のワークショップのお知らせです。

ヨガと薬膳でカラダもココロもデトックスしましょう。
これから年末年始に向けて食べ過ぎ飲み過ぎシーズンに突入...
しかしその前に、一年の疲れや毒素を排出し、すっきりキレイなカラダにしておきましょう。

参鶏湯の作り方もお伝えします。

「身体も心もキレイになる1day -
丘の上でDETOX YOGA 体験&薬膳参鶏湯ワークショップ」

2016 年12 月18 日(日)
第1部 10:30~13:30
第2部 15:00~18:00

*二部制です

参加費
5,000円(税込み)

スケジュール
・デトックスをテーマにしたヨガレッスン
・参鶏湯作りデモンストレーション
・参鶏湯ランチタイム
会場
Picnic
神奈川県横浜市都筑区牛久保町1853-3
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場所は、たまプラーザにある秘密の隠れ家「BAR PICNIC」。
丘の上にある、知る人ぞしるスポットです。
なぜ秘密の隠れ家かというと、まず見つけるのが大変な場所にあるのです。
住宅街の外れの街灯が一切ない細道をどこまでも進んでいかなくてはいけないので、行ったことがある人と一緒でないとまず無理でしょうね。怖くて前に進めないでしょう。
しかし、細道の突き当たりを曲がると突然夜景が広がり、アメリカンログハウス調のバーが佇んでいるのです。

普段はバーなので夜しか開いていませんが、この日は特別に朝からオープン。
(バーはやっていないので、お酒は飲めません。)

○デトックスヨガ
都会に住んでいてもヨガを取り入れることで自然と調和したライフスタイルを。臓機能、消化機能の活性化にフォーカスしたアーサナをメインとした心もデトックス。身体も心も頭の中も忙しい日常からリセットするような時間を過ごしましょう。

○薬膳料理参鶏湯
鶏を丸のまま鍋で煮込んだ滋養たっぷりの参鶏湯は栄養価が高く、身体を芯から温めて調子を調える、韓国の伝統薬膳料理です。薬膳がたっぷり入った参鶏湯のデモンストレーションを行います。デモンストレーションのあとは、参鶏湯ランチを召し上がって頂きます。

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ヨガ講師は、管理栄養士でヨガインストラクターの岡 清華さん。
この抜群のプロポーションはヨガでつくられたそうですよ。
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老若男女どなたでもご参加いただけます。
ご興味のある方はご連絡ください。
motoko@superme.jp

服は、あなた。

こんにちは、脇です。
またまた、本の紹介をさせて頂きますね。

ファッションの本なのに、写真もなければイラストもコーディネート例もない。

「今日何を着るか?」は「どう生きたいか?」ということ。

今日着る服で人生は変わる。

らくちんな格好は周囲に対して怠慢の表れ。

今着ている服が他人の景色の一部。
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「服は、あなた。」(マイナビ)政近準子氏 新刊

彼女がいなかったら、今の私はなかったと言い切れる。
パーソナルスタイリスト政近準子氏は、実は彼女は私の恩師である。

私がスタイリストの勉強をしていたときのクラスの担任だった。毎日の授業が情熱、熱血で先生が泣くからクラスみんなも涙で顔がぐちゃぐちゃ、という日もあった。
金八先生か...笑

とにかく熱くて、生徒全員をしっかり見ている先生だったな。もちろん、とびきりオシャレでカッコよかった。

そして、ファッション以外にもどれだけ多くのことを学んだことか...というか、ファッションのことなんてほとんど学んだ覚えがない。

スタイリストとしてするべきことは、コーディネートをどうするか、なんて一つも学んでない。エレベーターは最後に降りるべき、とか、撮影現場での猥談の交わし方とか...そういうことしか記憶にない。。。

政近先生は、その後、パーソナルスタイリストという職業をつくられ、日本初のパーソナルスタイリスト学校までつくられた。

あれから20年以上経つけれど、変わらずにパワフル。いや、あの頃以上にパワフル。歳を重ねても美しい女性を世の中は美魔女と言うらしいが、あれは魔女どころか怪物だ。

毎日何を着ていいのか迷う人は是非この一冊をススメます。
「服は、あなた。」だから


パリのお土産に頂いた紅茶とチョコレートを食べながら、ファッションについて考えみました。

それにしても、この紅茶美味しすぎ!
紅茶についてはまた改めて。


ぬか漬けのワークショップ

こんにちは、脇です。
「日本の伝統食 ぬか漬けワークショップ」のお知らせです。

ぬか漬けをはじめたいけれど、難しそう...
以前作ったことがあるけれど、失敗してしまった...

そんな経験はありませんか?

ぬか漬けは腸内環境を整えて美肌効果もある日本の伝統的な発酵食品です。

ぬか床作りのデモンストレーションの後に、漬け方のコツやお手入れ方法について丁寧にお伝えいたします。
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●2016年12月 8日(木) 13:00~15:00

開催場所/モザイクモール港北3F モアカフェ
参加費/3,000円(税込)
ルナカフェ特製スコーン&飲み物、ぬか床のお土産付
持ち物/エプロン、筆記具

●お申し込み&お問い合わせ
motoko@superme.jp
HOME KITCHEN PHARMACY 主宰 脇もとこ

モザイクモール港北
〒224-0003
神奈川県横浜市都筑区中川中央1-31-1-2
TEL(代表) 045-914-2111

●講師/寺本 りえ子 
株式会社 アモローソ 代表取締役
ベジオベジコ ディレクター
発酵食スペシャリスト
食育インストラクター
フレッシュスムージーアドバイザー
音楽アーティスト、TVCMのナレーターとして活躍中に、2003年よりケータリング、フードコーディネーターを始動。
『JOY of AGING』(宝島社)を出版。地域活性化や食育の活動にも勢力的である。

一汁一菜でよい という提案

こんにちは、脇です。
運命の本に出会いました。

「一汁一菜でよい という提案」
料理家 土井善晴さんの新刊です。
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「暮らしにおいて大切なことは、自分自身の心の置き場や、心地よい場所に帰ってくる生活のリズムを作ること」

そのための提案が一汁一菜というシステムであるという。

食の基本をきちんとすることにより、心の充実、家族、健康、美しい暮らし、そして、実現すべき仕事を支える要ともなる。


この本は、日々、料理を作ることを大変と感じている人へ、少々お叱り(?)も交えながら食に対する向き合い方を指南している本です。


食事を一汁一菜にすると、おかずを考えるストレスから解放されるわけなのですが、一汁一菜は決して手抜き料理なんかではなく、「簡単な作業を丁寧にすること」が大事なのだと気付かせてくれる。


「一汁一菜」
つまり、炊きたてのご飯と具沢山味噌汁、そして漬物さえあればいい、と。


ご飯は研いで炊いただけ、味噌汁と漬物は微生物によって味がつき、人工的なものではない。跳び上がるようなおいしさではないけれど、だからこそ飽きないのである。
しかも、おいしい時もあれば、そうでない時もあっていい、と書いてあります。

日常の食事というものは、それで十分であり、日常に凝った料理を作る必要はない。
むしろ、ハレの食事とケの食事のけじめをつけるべき、だそう。

食事とは、買い物をし、下ごしらえし調理し、盛り付け、食べて、片付ける。
この一連の行動を「食事する」というのであり、食べることだけを切り取っては、「食事する」とは言わない。

食べることに責任を持つこと。
そこに社会があり、環境があり、自然があり、地球がある。


と...もう、どこをめくっても名言だらけです。

私は食事の支度をする際、おかずを考える前にご飯と味噌汁の用意から入るのですが、それは私が育った食卓に関係しているのかもしれません。当たり前だと思っていましたが、ご飯とおかずは作るけれど味噌汁は作らない、という家庭が結構あることを最近知りました。
汁物がないなんて!味噌汁を水筒に入れて持ち歩きたい、というくらい大の味噌汁好きな娘がいる我が家で1日でもそんなことしたら、大ブーイングです、きっと。


そして、この本はタイトルもまたいいですね。
「一汁一菜のススメ!」ではなく、「一汁一菜でよい という提案」ですからね。押し付けがましくなく、控えめです。佐藤卓さんの装丁もまた素晴らしい。


この本を私に紹介して下さったのは、日本を代表するアートディレクター田中一光さんの姪で、同じくアートディレクターである田中千絵さんです。
千絵さんの事もチラリと本の中に出てきましたね。
余談ですが、彼女はデザインだけでなく、切り紙のアートワークも大変素晴らしい方なんですよ。


さて、この本を人生のバイブルとし、一生懸命一汁一菜に取り組もう、と誓うのでした。
「食の基本」を体に染み込ませてくれた母に感謝しながら...

ファーマーズマーケット

こんにちは、脇です。
なんだかすっかり寒くなりましたね。

先週末は中学時代の友人と一緒に青山ファーマーズマーケットを覗いてきました。
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サボイ(ちりめんキャベツ)やリーキ、赤カブ、むかご、ビーツなど、珍しい野菜がたくさん並んでいましたが、中でも目を引いたのは青パパイヤとゴールデンベリー(ほおずき)。
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ゴールデンベリーは、とっても濃厚でココナッツミルクのような味がしました。
タマゴ用のパッケージに入れて販売してしまうところがニクイですね。
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奥ではクラフトマーケットも開催されていて、中野明彦さんの器が素敵でした。

いつ行っても賑わっているマーケット。
毎日でも通いたいな。

アーユルヴェーダ体質チェック

こんにちは、脇です。
先日、モザイクモール港北で開催したアーユルヴェーダの体質チェックが面白すぎました。
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今まで"自分のダメな部分"はてっきり努力不足が原因だと思って自分を責めていたけれど、そうではなく、体質の所為だと知ってびっくりしました。
これって、こどもの教育にも使えるな。
無駄にこどもを叱る必要がないのだから。
もちろん、友人関係や夫婦関係にも。
大げさな話ではなく、体質を知ることにより、生きることが楽になる人もいるんじゃないかしら?
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講師のAYURZEN三木まり子さんのお話もとっても解りやすく楽しかたです。
ご参加くださった皆様、ありがとうございました。
アーユルヴェーダの扉を開けてしまったあなた。
もっと知りたくなった方には、鎌倉のまり子さんの講座がオススメです。
誰を介して学ぶのか...というのはとても重要ですよね。
自分との相性や、その方がどのくらい魅力的な活動をしている方なのか、とか。
言葉がスーっと入ってくるかどうか、など是非見極めてくださいね。
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スパイスを混ぜて作った歯磨きペーストも、自分好みに仕上げて楽しかったです。
というか美味しい。。。
私は普段の歯磨きの後、このスパイスペーストを指につけて指磨きで仕上げています。
すると、普段の歯磨きでは得られないすっきり感が!

興味があるのに参加できなかった方がたくさんいらしたので、また企画したいと思っています。

次回は12/8に寺本りえ子さんのぬか漬けワークショップを予定しています。


Shine & Shine

こんにちは、脇です。
なんだかすっかり寒くなりましたね。
秋を飛び越えて冬の気配。。。

ダウンジャケット、フリース、マフラー、ブーツ...全て解禁です。
先週まで犬の散歩の時にビーサンだったのに、なんだかな...
みなさん、風邪が流行っているので気をつけて。

今日は美味しいフレッシュジュースの紹介です。
香港から上陸したShine & Shine。
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料理家の尾田衣子さんに教えて頂いたのですが、ちょっとハマってます。
原材料は100%フルーツで濃縮還元していない。
よく駅や百貨店の中にジューススタンドがありますが、ちょっとお値段お高めだったりしますよね。
だからといって、果物を買ってきて家でジューサーにかけるのも面倒。
そんな時は、コンビニでこれを買えばいいのです。
Shine & Shineはファミマ限定。

コンビニでヘルシーなものが買えると嬉しくなりますね。
ヘルシーなものこそ誰の手にも届くところにあってほしい、といつも思っています。

お値段はフルーツによって違いますが、だいたい400円前後。
でもたっぷり入っているから一度では飲みきれない量。
二人か三人でシェアできる量ですね。
一人なら二日かけて飲む感じ。
ボトルデザインも良し。

味はフルーツの味そのままで、私はキウイとベリーが好みです。

FUECUIA 1833

こんにちは、脇です。
昨夜は、調香師ジュリアン・ベデルのフレグランスブランドFUEGUIA 1833の新作発表会へ。場所はグランドハイアットトーキョー。
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FUEGUIAのフレグランスの主要成分はすべて天然由来のものであり、生物分解可能なもの。紫外線吸収剤、合成ムスク、合成色素や防腐剤、動物由来成分を一切含まず、アニマルテストもしない。

セクシーな香り、いわゆる"ムスクの香り"って昔からありますよね。あれは"合成ムスク"といってフレグランスの多くに含まれるそうですが、健康被害や環境汚染が問題になっているそう。知らなかったナ。
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100種以上の植物をウルグアイのボタニカルセンターで育て、ブエノスアイレスのラボラトリーで調合する。

そして、そのすべては人間の影響を受けずに大自然が支配し、生物の起源を象徴する土地である南米「パタゴニア」の植物がルーツである。

何十種類にも及ぶフレグランスはいくつかに分類されていて、そのネーミングがまた素敵すぎるのです。

「南米に息づく実在と創造の動物からヒントを得て誕生したコレクション」とか、「南米の伝統音楽を想起させるラプソディーを奏でる和音のようなコレクション」とか、「植物の清らかさを讃えたコレクション」などなど...
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美しいボトルには実験用フラスコがかぶされていて、香りを確かめる時はフラスコに移った香りを嗅ぐ。
新作だけでも10種以上あったかな。
ほとんどすべて嗅ぎましたが、香りは大きく分けると「花や葉っぱなど植物を感じる香り」と「樹木を感じるウッディな香り」に二分されると思いました。
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シャンパンと軽食が出てきましたが、私は車だったのでジンジャーエールで。
それにしても、外国人ばかりのグランドハイアットは大人の社交場といった感じで緊張シマシタ...どこを見渡してもFUEGUIAの香水が似合うような紳士淑女ばかり。
パーキングスタッフのサービスも超一流。
何故かドーベルマンを連れた人が歩いていたり...ここはニューヨーク?と思いました(なんとなく)。

まとう人の肌に応じて変化する香り。
子供が生まれてから香水から距離を置いていましたが、やっぱり香りっていいですね。

年齢とともになのか、だんだん部屋で焚くアロマもオーガニックで純度の高い精油でないとダメになってきていて、そんなわけで香水も割と苦手になってきていたのですが、香りの世界にすっかり魅了されてしまいました。

お店の人曰く、「FUEGUIAは、ブランド香水から移行してきたお客様が多く、FUEGUIAを知ってしまったらもうブランド香水には戻れないから、順番的にはブランド香水を楽しんでからの方がオススメ」とのことですよ。

出版記念居酒屋

こんにちは、脇です。
先日、中田ぷうさん著「闘う!母ごはん」と、尾田衣子さん著「薬味食堂」の出版記念パーティーへ行ってきました。
場所は、お二人のホームタウン西荻窪に、1日だけ出現した居酒屋。
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尾田衣子さんは、普段はイタリアンをメインに料理教室をしていらっしゃる正真正銘の料理家。「薬味食堂」はその名の通り、ミョウガやパクチー、ニラやネギをふんだんに使った薬味料理のオンパレードです。この日のメニューも尾田さんによる薬味料理がほとんどで、簡単なのに美味しいお料理ばかりでした。

塩焼きした魚にもずく酢をかけて薬味をのっけただけのマリネなんて、すぐにでも真似したくなるレシピ。


一方、中田ぷうさんの素顔は実は料理家ではなく、頭キレッキレ敏腕ライターの児玉響子さん。普段は色々な方の本を執筆していらっしゃる方。

闘う!母ごはん」は、料理本だというのにカレーは市販のルウを使い、出汁は出汁パックに頼り、スーパーで買ってきた寿司や惣菜を遠慮なく登場させる。トレーのままではなく皿に移し替えるのがこだわりで、カップ焼きそばにトッピングしただけ、なんてレシピもアリ。

「こんな本あり?」
初めてこの本を見たときは、もう衝撃としか言いようがなかったです。

コスパの良さと時短重視で、凝ったものを作る気なんてはなからない。
たまにおしゃれご飯を見よう見まねで作ってみたものの、家族から「こんなんじゃ足りない、ご飯と味噌汁ないの?」とか『余計なことしなくていいよ」などと文句が出るそう。
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この本は、仕事は忙しいわ、子どもの世話は大変だわ、毎日がてんやわんやで料理に時間なんてかけてられない、そんな母ちゃんのリアルなドタバタ食卓日記なのです。

しかし、よく読んでみると、凝っていないようで実は一手間かけていたり、驚くような裏技があったり、なるほど、と感心しました。

料理の盛り付け、お皿、レイアウト、フォント(文字)の選び方、そして、やや自虐的な文章、と、一見、雑なように見えるけれど、実は全てが計算されていることにも気付きました。「ぐうたら主婦」を完全に演出しているのです。(きっと)だいたい、名前が「中田ぷう」ですからね、ふざけてます。笑

「年季必要なし!簡単に味がキマる 大塚にんじんと里いもの煮物」
「冷えた体にしみるうまさ 妄想白味噌雑炊」
「使うのは黒い調味料だけ 悪魔の炒め物」

と、コピー付きのレシピ名なんて脱帽モノ。さすがライター!
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最近、本屋さんへ行くとおしゃれな料理本、ライフスタイル本、美容本...と中身もテーマも装丁もどこかで見たようなデザインが並び、ひどい時にはモデルまで一緒だったり...

正直なところ、そんな近頃の書籍に対して具合が悪くなるほど飽き飽きしていたので、この本はある意味革命的。完全にターゲットを絞り込んだ狙い撃ちです。

実際、料理にこだわり、ゆっくりキッチンに立てる人なんてごく一部。
ほとんどの人が、日々、家族の空腹を満たすためにキッチンで格闘しているのだと思います。
料理すること自体が苦痛、という方もいらっしゃるでしょう。

私自身も、毎日じっくりキッチンに向かっているのかというと、ほとんどそんな日はありません。
夕方になると「今日の夕飯どうしよう...」と憂鬱になることもしょっちゅう。
主婦の仕事には終わりがないですからね。
夕飯を作り終えても、片付けがあり、明日の朝ごはんは何だっけ?とメニュー決めや買い物がエンドレス...

そんな憂鬱な日こそ、きっとこの本は役立つのだと思います。
もしかしたら、この本の存在自体が心の救いになるのかもしれません。

「HONEY」by HOME KITCHEN PHARMACY

こんにちは、脇です。
雑誌「HONEY」10月号で、アーユルヴェーダについてちょこっとご紹介しています。
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今回の取材では、アーユルヴェーダをわかりやすく伝えるためのアイテムを紹介する必要があったのですが、本来アーユルヴェーダの処方はハーブやスパイス、オイルなどからつくるものが多く、「完成していて誰でも買えるアイテム」を選ぶのは正直ちょっと大変デシタ。。。

ご紹介したほとんどのものが、実際に私が愛用しているもので、それでいて誰でも買えるもの(=ネットで入手可能なもの)になっています。


そもそもアーユルヴェーダとは「病気にならないための生活の知恵」であり、最も大切なことは「自分とちゃんと向き合うこと」だったりします。
そして「消化を良くする」とか「毒素を溜めない」ためのプロセスがあって、最終的には「心身ともにバランスが良く若々しい状態」を目指すものなのだと思います。

バランスが良い状態だけではなく「若返り」というキーワードが本気で入ってくるのがアーユルヴェーダの特徴かもしれません。普通、そこの部分は曖昧にすると思うのですが、アーユルヴェーダには「こうすれば若返る」という項目があったりします。その歴史は5000年とも4000年とも言われ、WHO(世界保健機構)で承認されている医療体系、というところがまた面白い。

「この症状にはコレ!」という西洋医学的なピンポイントな対処法ではないので、アイテムを紹介することをメインとしたページ構成にはやや無理があるのですが、アーユルヴェーダを知らない人にわかり易く紹介するには、やはりアイテムを紹介する方が手っ取り早いのかもしれません。オイルを塗ってみたら翌朝ちょっと違うかも、、、とかね(実はオイルも季節や体質によって異なるのですが、"秋"という今の季節を意識して選んでいます)。
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私が主宰しているHOME KITCHEN PHARMACYでは、薬膳やアーユルヴェーダを通してキッチンから広がるライフスタイルを提案しているのですが、私自身はアーユルヴェーダセラピストでもなければ医師でもありません。
そんな大それたことではなく、おばあちゃんの知恵袋的なことを私なりに発信したいと思っています。

インドのお母さんが家族の体調に合わせてスパイスを調合してカレーを作るとか、そういうことです。
インドのお母さんはきっとセラピストでもなければ医師でもなく、アーユルヴェーダの聖典を読んだこともないでしょう。
しかし、家庭の中でできること、キッチンにあるもので手当てをする、ということが、当たり前の知恵としてあるのだと思います。

日本にも昔から「火傷したらアロエを塗る」とかありますよね。
そんな知恵です。


というわけで...不定期ですが様々なワークショップを開催しています。
アーユルヴェーダワークショップに関しては、アーユルヴェーダセラピストか医師とともに企画し、私自身も学びたい内容になっています。

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次回は10/21にモザイクモール港北でアーユルヴェーダのワークショップをやります。
ご興味のある方は是非ご連絡ください。


はじめてのアーユルヴェーダ/workshop

こんにちは、脇です。
さてさて、次のワークショップの準備が整いました。
次回はアーユルヴェーダのワークショップになります。

はじめてのアーユルヴェーダ
「アーユルヴェーダの体質チェック&スパイスから作る歯磨きペースト」ワークショップ

自分のことは自分が一番知ってる...と思っていても、実は分かってない部分があったりします。親子や兄弟なのに何故こんなに違うんだろう...?と思うようなこともありますよね。?個性?ということで片付けてしまえばそれまでですが、実は理由があるのです。
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健康的なライフスタイルを送るためには、まずは自分の体質を知るところから始めましょう。

ワークシートをつかって自分の体質を知り、それぞれの体質にあった生活リズムの整え方や食事についてのアドバイスを行います。

実習では、スパイスから作るナチュラルな歯磨きペーストと、消化力を高めるドリンクを作ります。


10月21日(金)14:00〜16:00
参加費/3,000円(税込)
開催場所/モザイクモール港北 3F モアカフェ
神奈川県横浜市都筑区中川中央 1-31-1-2
TEL 045-914-2111(代表)
持ち物/筆記具


アーユルヴェーダドリンク、モアカフェ特製スコーン&飲み物、スパイス歯磨きペーストのお土産付


講師/アーユルヴェーダ料理家 三木まり子
AYURZEN(アーユルゼン)主宰
アーユルヴェーダ・ライフスタイルコンサルタント
2015年日本アーユルヴェーダスクール本科全課程修了
南インドにてAyurvedic Herbology course, Ayurvedic cooking course 修了
米国補完医療大学認定 Ayurvedic Medicine Practitioner


お申し込み&お問合せ
motoko@superme.jp
HOME KITCHEN PHARMACY主宰 脇もとこ

オイルプリングと舌磨き

こんにちは、脇です。
インドの伝承医学アーユルヴェーダでは、朝の過ごし方がとても重要だと考えています。

私が最近が取り入れている毎朝の習慣に、オイルプリングと舌磨きがあります。

朝起きたらまず舌をきれいにします。
睡眠中、舌の上には老廃物が溜まるので、これを取らずに飲み込んだら再び体内に戻ってしまいます。
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このステンレス製のクリーナーの両端を手で持ち、2〜3回舌の上を滑らせます。
クリーナーを滑らせるだけで本当に舌苔が取れるのかしら?と思いましたが、使ってみてビックリ。根こそぎ舌苔を取り除く感覚がありました。

ブラシタイプは舌を傷つけたり、老廃物をかえって押し込んでしまったりするらしいので、このタイプがオススメ。


それから、オイルプリングとはオイルでうがいをすること。


オイルでうがい、というと油っぽくて気持ち悪いと思うかもしれません。
しかし、お口の中には、なんと300種類以上の細菌がいるそうで、オイルプリングをすることにより、オイルが細菌を吸収し、口内環境を整えてくれるそうです。

まずは口の中に大さじ一杯くらいのオイルを含み、しばらくそのままキープします。
するとだんだん唾液が出てきて、油っぽさがなくなってくるのです。
唾液がたくさん出てきたら、そのままグチュグチュとうがいをします。
15~20分グチュグチュとうがいをし、最終的にはティッシュに吐き出します。

排水溝には流さないように気をつけてくださいね、詰まってしまうので。

インドではごま油でうがいをするのが一般的なようですが、私はブラウンシュガーファーストのエキストラバージンココナッツオイルが好み。
ユーカリなどの精油入りなので、マウスウォッシュ感覚で口の中がスッキリします。

ほうれい線の予防にもなるようなので、ちょっと試してみてくださいね。

犬とドライブ/B:MING

こんにちは、脇です。
TOYOTAとBEAMSが発信するGOOD CARLIFE STOREにて、クルマのある生活を楽しむためのアイディアを「犬とドライブ」というテーマでご提案させて頂きました。
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GOOD CARLIFE STOREとは、「クルマのある生活を、もっと楽しく、自分らしく」をコンセプトに、TOYOTA「ハピカラ」とB:MING LIFE STORE by BEAMSがコラボレーションして新しいカーライフを提案するウェブサイト。

犬と人がどちらも安全で快適なドライブとは...改めて真剣に考える良い機会となりました。
フォンドとよく行く駒沢公園で撮影してきました。
よかったら覗いてみて下さいね。

酵素シロップと秋の植物

こんにちは、脇です。
酵素シロップのワークショップの際にディスプレイで使用した植物を並べてみました。
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左から、薄緑色のケイトウ、すだち、紫色の豆、なた豆。
なた豆が大きすぎて、サイズ感がおかしなことになっています・・・

瓶に入っているのは、材料を重ねて入れただけの酵素シロップ1日目。
トレイに入っているのは、ホーリーバジルの酵素シロップで作った石鹸(ワークショップのお土産)。
このハンドメイドの『酵素シロップ入りの石鹸』こそが酵素シロップ作りの要ではないか、と私は思っています。
手の常在菌の力も借りて発酵させる酵素シロップは、消毒効果の高いハンドソープで手を洗ってしまうと常在菌まで死んでしまうのです。手を洗う時は是非、ナチュラルな石鹸で。


そして1日経ったらこんな感じ。
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まだ混ぜる前ですが、砂糖が随分溶けてきています。
ハイビスカスの花も入って美しい色合い。
混ぜているうちにグチャグチャになってしまうので、実は一番美しい状態は混ぜる直前だったりします。

さて、今日からせっせと混ぜて育てます。

酵素シロップのワークショップ/HOME KITCHEN PHARMACY-mosaic mall

こんにちは、脇です。
昨日、モザイクモール港北にて酵素シロップのワークショップを開催しました。
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講師は、酵素シロップブームを起こした杉本雅代さん。
雅代さんと一緒にワークショップをするのはこれで3回目です。
毎回材料は違えど、こんなに何度も一緒にやっているのは、雅代さんのワークショップがいつも進化しているから。
いつも新しい発見があり、毎回勉強になるのです。
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そしてやはり、私は本当に酵素シロップ作りが好きなんですね、きっと。
毎日手で混ぜていると、発酵が進むにつれ手に触れた時の感触や香りの変化を感じます。少しずつ発酵していく様子を観察すること自体も楽しいのですが、何と言っても来客時に酵素ジュースを出すと必ず喜ばれるのです。
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杉本さんは本も出されていますが、興味のある方は是非、杉本さんのワークショップに参加することをお勧めします! 
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参鶏湯の炊き出し

こんにちは、脇です。
熊本の炊き出しメニューは、カレーライス、味噌汁、スイカスムージー、それから私が担当した参鶏湯など。
熊本の美容師チームが作る味噌汁は、なんと鰹節を手で削るところから始まります。
茄子や揚げ、茗荷が入った、もうこれはとびきり美味しい味噌汁でした。

参鶏湯の方は...
のはら農研塾さんに丸鶏5羽を手配して頂き、のはら農研塾育ちのもち米(精米したて)、私が持って行った高麗人参などの生薬をたっぷり入れて作りました。通常、参鶏湯は一鍋に1羽で作りますが、今回は大鍋二つに3羽と2羽に分けてまとめて煮込みました。
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こんな経験は初めてですが、なかなかダイナミックで面白かったです。

煮込みに時間がかかったので、会場に持って行った時にはみなさん既に満腹状態でしたが、、、
満腹状態でも美味しい、と喜んでいただけたので、何はともあれ良かったです。

それより「参鶏湯って何?」という方が多く、「鶏肉を丸ごと高麗人参などと一緒に煮込んだ薬膳スープで身体が温まりますよ〜」と毎回説明する必要がありました。
それはそうかもしれません。考えてみれば、私が子供の頃には聞いたこともなかったですから。年配の方は知らなくて当然だと思います。「薬膳」という言葉が分からない方ももちろんいらっしゃいました。
きっと韓国ブーム以降ですよね、プルコギや参鶏湯、サムギョプサルなどのメニューが輸入され、一般的になったのは。

ずっと実現したかった被災地での参鶏湯炊き出しを叶えてくださった、LOVE FOR NIPPONのリーダーCandleJUNEくんに感謝です。
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渡辺俊美さんの温か〜いライヴもあり、ほんのひと時ではありましたが、避難所で生活されているみなさんと、全国から集まったラブフォーニッポンメンバーと共に過ごした、忘れられない夜となりました。

熊本の現状について

こんにちは、脇です。
先日、LOVE FOR NIPPONの活動で熊本に炊き出しに行ってきました。

被害の大きかった地域を車で回ってきましたが、傾いた家や土砂崩れなど、被害の爪痕が今でも残っています。
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家って、こんな風に崩れるのですね。

向こうの山からの土砂が橋の上にまで流れてきて、その重さに耐え切れず崩壊した阿蘇大橋。
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こんな風にコンクリートごともぎ取るように落ちるなんて、恐ろしい。
よく見ると、山の麓にショベルカーが。
このショベルカーは無人だそう。

半年近く経ってもこんな状態なんですね。


9月15日に全ての避難所が閉鎖されることが決定しました。
よって、避難所暮らしの方たちは強制的に退出されることになりますが、どこに移るのか決まっていない人もたくさんいるそうです。


今回お世話になったのはら農研塾さんの話によると...

震源地の益城や阿蘇、市内から離れたところには仮設住宅が建ちましたが、熊本市にはありません。
みなし仮設(平成28年熊本地震により住居が全壊等の被害を受け、自らの資力では住居が確保できない被災者に対し、熊本県が民間賃貸住宅を借り上げて無償で提供)は少なく入れない現状と、市営住宅は設備が整っておらず自己資金で手をかけなければならないのに1年後には退去を約束させられていたりと避難者の現状は厳しく、結局は修理も出来ていない今まで住んでいた我が家へ帰る人が多いそうです。
熊本市の保障も少なく自宅の修理に全財産を使うことを余儀なくされた方々も多いそうです。

道路の復興は早くインフラだけは随分整っているように感じましたが、被災した人々の暮らしはまだまこれからですね。
仮設住宅も次々と建ち始めていました。

LOVE FOR NIPPONでは人々の暮らしが戻るまで、長期的なサポートを模索中です。

炊き出しについては、次回お伝えします。


style LOHACO

こんにちは、脇です。
宅配オフィス用品アスクルの通販サイト「LOHACO」が送るウェブマガジン「style LOHACO」で参鶏湯研究家として紹介されました。
参鶏湯研究所.JPG

ここではなんと、参鶏湯のレシピも公開しています。
私が提案するもっともベーシックな作り方で、日本でも比較的入手いやすい材料になっています。
とっても簡単なので、是非作ってみてくださいね。

撮影秘話ですが、この日に鶏肉卸業者にオーダーしていた丸鶏が予想以上に大きすぎ、他のモノとのサイズ感がわからなくなっています。
大きいはずのストウブのココット鍋も小ぶりに見えるし、200ccの計量カップもミニに...

本来、一人で鶏一羽丸ごと頂くものですが、私が作るのはパーティー用なので5〜6人でシェアする量です。
とはいえ、やはり大きすぎた...反省です。。。

style LOHACO」は、スキンケアから食料品、洗剤など色々な商品を取り扱うだけでなく、レシピやライフスタイルの提案もしているウェブマガジンです。
是非、ご覧ください。