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熊本の現状について

こんにちは、脇です。
先日、LOVE FOR NIPPONの活動で熊本に炊き出しに行ってきました。

被害の大きかった地域を車で回ってきましたが、傾いた家や土砂崩れなど、被害の爪痕が今でも残っています。
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熊本2.JPG
家って、こんな風に崩れるのですね。

向こうの山からの土砂が橋の上にまで流れてきて、その重さに耐え切れず崩壊した阿蘇大橋。
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熊本5.JPG
こんな風にコンクリートごともぎ取るように落ちるなんて、恐ろしい。
よく見ると、山の麓にショベルカーが。
このショベルカーは無人だそう。

半年近く経ってもこんな状態なんですね。


9月15日に全ての避難所が閉鎖されることが決定しました。
よって、避難所暮らしの方たちは強制的に退出されることになりますが、どこに移るのか決まっていない人もたくさんいるそうです。


今回お世話になったのはら農研塾さんの話によると...

震源地の益城や阿蘇、市内から離れたところには仮設住宅が建ちましたが、熊本市にはありません。
みなし仮設(平成28年熊本地震により住居が全壊等の被害を受け、自らの資力では住居が確保できない被災者に対し、熊本県が民間賃貸住宅を借り上げて無償で提供)は少なく入れない現状と、市営住宅は設備が整っておらず自己資金で手をかけなければならないのに1年後には退去を約束させられていたりと避難者の現状は厳しく、結局は修理も出来ていない今まで住んでいた我が家へ帰る人が多いそうです。
熊本市の保障も少なく自宅の修理に全財産を使うことを余儀なくされた方々も多いそうです。

道路の復興は早くインフラだけは随分整っているように感じましたが、被災した人々の暮らしはまだまこれからですね。
仮設住宅も次々と建ち始めていました。

LOVE FOR NIPPONでは人々の暮らしが戻るまで、長期的なサポートを模索中です。

炊き出しについては、次回お伝えします。