2016.08.30
バレエ発表会を終えて
こんにちは、脇です。
先週末は、娘のバレエの発表会でした。
4歳から続けているので、習い始めてからもうすぐ9年。
この9年の間に「バレエやめようかな」というセリフを何度聞いたことか...
たいていの理由は「先生が厳しすぎるから...」というもの。娘がレッスンをサボろうとすることは決して許しませんでしたが、娘が辞めたいと泣く時はいつも「辞めてもいいよ」と言ってきました。先生の不平等な対応による辛さを私もよく知っているので。あまりにも娘がダメージを受けていた時には、一度だけ黙っていられず先生に抗議したこともありました。これってモンスターペアレンツ?とも思いましたが、いえいえ、子どもが心を開いて頼ってきている時には、親だって全力で子どもの気持ちを受け取るべきだと私は思っています。
辞めてもいいと言いつつ、時には新しいタイツやレオタードを買い与えたり、新しいバレエ音楽をダウンロードして家でかけたり、娘のモチベーションが上がるような工夫を多少はしましたが、そんなことでもすぐにやる気を取り戻すのですから、娘はバレエが本当に好きなんだと思います。
もちろん一番効果があるのは、いつも厳しい先生からたまに褒められること。これほどやる気スイッチを入れられるものはないですね。
そんな風に悩みながらも最終的には娘の意思で続けてきて、今回は6回目の発表会でした。
キャリアが増えれば出番も増え、当然のように衣装も増え、それに伴って衣装代も増え、親のところへ自動的にやってくるサイズ直しの量も増えます。
発表会当日の母達は、舞台袖で次の衣装チェンジに備えて待機。踊り終えて娘が戻ってくると、髪飾りを付け替え、衣装を着替えさせ、糸が外れたら縫い直し、脱いだ衣装を控え室のハンガーに戻し...と走り回ります。
衣装チェンジも出番が多いと控え室まで戻る時間がないので、舞台袖や階段の踊り場で行います。
そんな、嵐のような発表会が無事に終わってちょっとホッとしています。
娘自身が納得のいく踊りができたことが何よにも良かったですし、これまでレッスンのために娘が諦めたことが山のようにあることを知っているので、改めて振り返ってみるとちょっと感慨深いですね。
また、確実に成長している娘の踊る姿を見て、厳しかった先生に対しても、時に励まし合う娘のバレエ仲間に対しても感謝の気持ちでいっぱいになりました。
さて、部活や受験など忙しさを増していく中学校生活を送りながら、このままバレエを続けたいと言う娘は今後どうなるのでしょう。
小さかった子どもが葛藤しながらも成長していく姿を見れる幸せ。これは親の特権ですね。