2015.05.26
about「HOME」
こんにちは、脇です。
期間限定ショップ「HOME」で販売したものをご紹介いたします。
インド壷焼職人の手仕事による素焼き壺に入った多肉植物、
紙幣や硬貨が流通する以前のアフリカの貨幣、
江戸時代の浮世絵春画をモチーフに描いた彫刻家 兼子真一のドローイング、
エレファントグラスで編まれた西アフリカの籠、
インドの商人がイギリスやチェコスロバキアから仕入れていた琺瑯食器、
アールデコ様式のインドの鏡、
古布を組み合わせて作られたインドの女性の手仕事によるラリーキルト、
西インド ラジャスラーン地方の伝統的な手織りラグ、
シルクスクリーン製版でサーフトリップを表現したタイポグラフィー、
西アフリカ ブルキナファソの手紡ぎ手織りの藍染め織物、
果物やスパイス、野草がたっぷり入った酵素シロップソーダ、
リトアニアのリネンクロス、インドの銀食器などなど...
まだまだ書ききれぬ程たくさんのものを取り扱いました。
ほとんどのものに共通しているのは、「手仕事」ということ。
丁寧に手作りされたものが放つ「優しさ」「温もり」「愛」...で構成された空間となりました。
それらを、我が家でいつも聴いている音楽や、私の好きな香りでブレンドし、「HOME」というカタチが完成しました。全てが絶妙に調和され、未だに酔いしれるほど素敵な空間だった、と自負しています。
「HOME」を表現する上で最も重要であった"場所"ですが、これはギャラリーオーナーの素晴らしいセンスに尽きます。小さなポーチのついた漆喰の白い空間といい、庭に植えている植物のセレクトといい本当に素敵で、世界中を旅してきたオーナーと冒険家であるご主人さまのセンスが光っていました。また、この場所はとてもいい"気"が流れているところでもあり、準備で足を運ぶ度に不思議なくらい癒されました。
「HOME」をサポートしてくれた素晴らしいファミリーを改めてご紹介させて頂きます。
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●彫刻家 兼子真一
●アンティーク&ハンドクラフトショップ Rungta
●酵素シロップ 杉本雅代
●CREATIVE SPACE HAYASHI 林 美砂
●アートディレクター 山口アツシ
●fog linen works
*Special Thanks 閨あかね*
Supported by Super me inc.
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家具や雑貨の主な仕入れ先となった、私の大好きなアンティークショップRungta。
オーナーが世界中から買い付けてきたモノの中から「HOME」のイメージに合うものを選んだのですが、その時に伺ったそのモノの背景やストーリーも面白く、インドやアフリカの歴史にも非常に興味を持ちました。
地球の裏側の手仕事が、海を渡ってやってくるなんて本当にわくわくしますね。
今回、お店のプロデュース初体験となったのですが、"販売"という面でとても勉強になりました。何がどのくらい売れたのか、という数字ではなく、来店したお客様が何に興味を持ち何処で立ち止まったのか、というお客様の"目線"を知ることが出来ました。これは、売り子となり店頭に立たなければ知り得なかったことです。
この学びを次回に活かせるよう、新たなヴィジョンを育てようと思います。
また、とても印象的だったことは、予想以上にゆっくりと店内で寛いでいかれる方が多かったことです。私の家を表現する「HOME」でしたが、結果的に皆さんのHOMEのような存在になれたのであれば、それは非常に有り難いことです。
お忙しいなか足を運んで下さった皆さま、本当にありがとうございました。
心より感謝申し上げます。