2015.04.06
イタリアの伝統菓子 COLOMBA
こんにちは、脇です。
イタリアでキリストの復活「イースター」を祝う伝統菓子"コロンバ"をご存知ですか?
イースターといえばタマゴやウサギを型どったチョコレートを思い浮かべますが、イタリアではコロンバだそう。
このコロンバ、イタリアで古くから引き継がれているマザーイーストという酵母を使っている貴重なものだそうで、食べてみるとお菓子というよりパン。オレンジピールにシトロンピール、アーモンド、メレンゲ、フロストシュガーがたっぷりトッピングされた巨大なブリオッシュ、という感じです。
あまりに大きすぎて、どこからどう食べていいのか迷ってしまいます...
コロンバとは鳩の意味で、愛と平和、幸せ、復活の象徴だそう。鳩が羽を広げて羽ばたいている姿を表しているとのことです。
ちなみに、イースターは春分の日の後の、最初の満月の次の日曜日なので、今年は4月5日。ちょうど昨日でしたね。日本には馴染みのないイベントですが、ヨーロッパではクリスマスと並ぶ重要な儀式だそうです。
私は幼い頃、近所の日曜学校に通っていたのですが、そこでは毎年イースターのお祝いをしていました。
卵に小さな穴を開けてひっくり返し、ゆっくりと中身が出てくるのを待ちます。そして空になったらよく洗って乾かし、殻にペイントするのです。カラフルな卵の殻を幾つも作った覚えがありますね。
教会でどのように復活祭を祝ったのか、という前後の記憶は全くありませんが、卵の殻にペイントした楽しい記憶だけが断片的に残っています。それ以来イースターとは無縁でしたが、今回この頂き物のコロンバのお陰で改めてイースターの記憶を思い出しました。
外はカリッと、中はふわふわしていて、甘〜くて美味しかったです。
やはり、濃厚なカッフェと一緒に頂くのがベストな組み合わせなのかしら?