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3.11を福島で...

こんにちは、脇です。
震災から4年経過した3.11の福島へ行って参りました。
新幹線で福島駅へ向かい、森合幼稚園へ。Candle JUNEくんの熱い想いに賛同するアーティストが集まり、ライブや絵本の読み聞かせをしました。
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Eテレでこども達に大人気のけっさくお兄さんの歌で始まり、TOKYO No.1 SOUL SETの渡辺俊美さんや、BRAHMANのTOSHI-LOW、ジュンスカの宮田和弥さん、Leyona、オレンジレンジなどが登場し、子ども達もお母さん達も盛り上がりました。
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幼稚園の入口には線量計がありました。この辺りの数値は低いようです。
私たちは手作りのお菓子を置いていき、その後は笹谷東部仮設住宅へ。
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仮設住宅の間取りは1Kや2Kなど家族構成によって異なります。住居内を見せて頂きましたが、4人家族で猫2匹、とても窮屈そうに暮らしていました。でも、近くにバス停があったり、スーパーがあったりと、ここはまだ利便性が高く住み易い方だそうです。

とはいえ、既に4年も仮暮らしを強いられ、この先の見通しもないのが現実です。
4年経っても何も変わらないのは、震災ではなく原災だから...

14時からは福島駅近くの街なか広場に設営したステージで、コンサート。
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その横で、通りゆく人へキャンドルホルダーへメッセージを書いて頂き、福島で暮らす一人一人の想いに灯りを灯してきました。夕暮れ時から雪が降り始め、とても寒かったです。雪で消えてしまう炎を絶やさないよう、みんなでキャンドルを拭いて灯を灯しました。
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福島で頑張りたい、と福島に住み続けることにこだわる人がたくさんいました。
メッセージなんて...まだ書けない...というお年寄りもいました。

とても複雑な思いがありますが、福島の人たちとの交流はとても楽しく、貴重な体験となりました。幼稚園の先生が子ども達全員に「みんなは宝物だよ!」と声を掛けていたのがとても印象的でしたね。子ども達が本当に大切にされているのが伝わりました。


そしてラブフォーニッポンの活動は本当に素晴らしく、みんなの"想い"だけを福島へ届け、そして、返ってくるのもまた"温かい想い"や"感謝の心"なのです。
ココロに対してココロで返ってくる世界。
ラブフォーニッポンの活動に参加すると、いつも心が温まり、幸せな気持ちになります。


「猪苗代湖ズ」でもある渡辺俊美さんがソロで歌う「I love you & I need you ふくしま」も泣けましたね。この曲は福島県 双葉郡出身の彼の心の叫びなのだと思います。彼はCandle JUNEくんと共に毎月福島へ足を運んでいて、おそらく、どのミュージシャンよりも地元に寄り添っている方だと思います。

それはそうと、途中で合流した私たちの仲間が、小泉さん&細川さんの元首相コンビと同じ新幹線だったそうです。現地へ行かないと分からないこと、伝わらないこと、をちゃんと理解しているお二人なのでしょうね。

原災を風化させまい...とLOVE FOR NIPPONの活動は今後もずっと続いてゆきます。