2014.11.03
アーユルヴェーダの酵素シロップ
こんにちは、脇です。
先日、杉本雅代さんにアーユルヴェーダを取り入れた酵素シロップの作り方を教えて頂きました。杉本雅代さんといったら世に酵素シロップブームを起した方。これまで私も何度か自分で作ってきたものの、発酵に時間がかかることが気になっていた為、直々にコツを伺える良い機会となりました。
アーユルヴェーダを取り入れる、ということで季節の果物の他にハーブやスパイスがたっぷり入ります。材料はレモン、カボス、キウイ、リンゴ、ローリエ、ヤロウ、セントジョーンズワート、レモンバーム、ホーリーバジル、ブラックペッパー、シナモン、クローブ、カルダモン。血液浄化、免疫力UP、身体を温める...などの効力のある材料ばかりですが、自分の今の状態に合わせてスパイスの量を加減します。
ハーブはローリエも含めて全てフレッシュ。スパイスは乳鉢で細かく砕きます。
白砂糖、材料、白砂糖、材料...と交互にいれ、最後に白砂糖で蓋をします。
飲む人が毎日自分の手で混ぜ、自分の常在菌を取り込むことでその人にあったものとなるのです。
コツは、材料の鮮度が高いことと季節のものであること。そしてなるべく地のものであること。混ぜる手は石鹸でよく洗う。しかし、除菌作用の強いハンドソープはNGです。
人がいるリビングやキッチンに置いて一日1〜2回混ぜます。2日後には砂糖が全て解け、5日目になると、より深みのあるスパイシーな芳香となり、とろみが出てきます。杉本さんによると、遅くとも2週間以内に完成させるように、とのことです。リミットを設け、間に合わせる為に温めたり音楽を聴かせたりするそうですよ。モーツアルトを聴かせて育てたトマトが美味しい、という話を聞いたことがありますが、発酵を促す音楽というものも科学的に証明されているらしく、それはベートベンの"田園"だそう。無数の微生物が醸し出す発酵の世界は、音楽の振動により更に活性化するんですね。
面白いですね〜。こういう話は大好き。
泡がシュワシュワでてくるようになったら、出来上がり。もし、なかなか発酵しなかったら、出来上がっている酵素シロップを足してもよいそうなので、我が家に既にある洋梨と酢橘で作った酵素シロップを足そうかな。
出来上がったらザルと晒で濾し、透き通った酵素シロップの出来上がり。漉した残りカスは捨てずに晒に包み、お風呂に投入すると酵素風呂に...これはびっくりするくらいお肌がツルツルの柔らか肌になるのでオススメです。最終的に残った糟は、土に埋めると植物が元気に...
全く無駄がないところも酵素シロップの素晴らしいところ。
さて、今日もせっせと瓶の中を混ぜましょう。愛情たっぷりにね。
イライラしながら恨みつらみを混ぜ込んでは、魔女が作る毒のようなシロップになってしまうのでご注意を...!