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交ざり混ざる人

こんにちは、脇です。
兼子真一さんの彫刻展「交ざり混ざる人」に行ってきました。

江戸時代の浮世絵春画から着想を得たという「The Couple」シリーズ。
今にも動き出しそうな、"海馬"や"心臓"など臓器になっている作品や、
兼子1.JPG
マティスのような線画もあり、とても素晴らしかったです。
兼子4.JPG
兼子2.JPG
日本人の感性が余すことなく表現されている、という春画。
画廊に置かれていた春画の画集をちょこっと読ませて頂いたのですが、花魁が身に纏う着物の色彩や背景など、絵師達はセンスを競い合っていたのかもしれませんね。改めてじっくり見てみると、実に興味深いものでした。

そして、いつもそうなのですが、兼子さんの作品を見るとなんだかほっとするのです。
温かい優しい色合いだからでしょうか。

銀座の宮坂画廊にて。明日までです。