2014.01.16
翁
こんにちは、脇です。
先日、松濤の能楽堂で"翁"という演目を初めて観てきました。天下泰平を祈る儀式的な"翁"は能や狂言のルーツともいわれ、能楽師たちにとって神聖で特別なものだそうです。"翁"の最大の特徴は、役者が人として登場し、舞台上で面を着けて神に変身する姿をみせるところ。初めから終わりまで面を着ける能とは違います。
前半は非常に重々しい雰囲気だったのですが、途中から小鼓と太鼓が異なるパターンの複雑なリズムを打ち始め、役者の舞も激しくなっていきます。
「静」のパフォーマンスである能とは対照的で、躍動感のある舞台が新鮮でした。
そして、大人の社交場である能楽堂。素敵なマダムや紳士がたくさんいます。50代、60代くらいになって、和装が本当に似合う年齢になったらあの中で堂々といられるのかしら?今はまだ隅っこで憧れているだけの私でデス。