2013.10.12
浮く身体〜兼子真一展
こんにちは、脇です。
藤沢の旧近藤邸で行われている、彫刻家兼子真一さんの個展に行ってきました。
彼が創り出すのは、意識と無意識、現実と非現実は混在し互いに補完しあっている、という不思議な世界。ちょっとへの字口だったり困ったような顔をしている人の作品が多く、思わずクスッと笑てしまうけれど、作品から放たれるエネルギーはとても強くお腹の辺りにずっしり響く。写真の作品の頭部にある赤と緑の二つの物体はそれぞれが顔。
丸みを帯びたラインと柔らかい色合いが特徴で、優しさや温もりを感じるからとても好き。
また、旧近藤邸が素晴らしい。1925年にフランク・ロイド・ライトの愛弟子が設計した和洋折衷の建物で、兼子くんの作品とぴったり。まるで、彼らが住む不思議な世界に迷い込んだみたい。
10月14日(月)まで。
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