BACK >

blog

ニセコ〜夏の旅 vol.3

こんにちは、脇です。
北海道にいると、地名のほとんどがアイヌ語であるためにアイヌ民族への興味がどんどん深まっていく。
アイヌ博物館.JPG
アイヌ民族の精神文化を象徴するものに"霊送りの儀礼"があります。
アイヌの人々は、太陽、月、星、山、海、川、動物、自然現象、人間が作った道具などあらゆるものに霊の存在を認め、それらは神の化身であると考えています。
お椀などの食器が割れたり古くなったりしても、「これまで役に立ってくれてありがとう、また人間の世界に遊びに来てください」という感謝の気持ちとともに送りの儀式が行われていたそうです。
動植物やものの霊は神々の世界と人間の世界を絶えず行き来していて、その循環は"送り"という行為によってバランスよく保たれている。

なんでも使い捨ての今の時代、捨てた物は目の前から消えただけで環境や生態系に影響を及ぼしている、というところまで想像力を働かせるのは容易ではない。

これから先、アイヌ民族の精神を深く胸に刻んで生きていきたいな...と思いました。
北海道7.JPG
白老にあるアイヌ民族博物館では、アイヌ民族伝統の踊りや歌、祈り、食文化に触れることができます。併設の小さなカフェには鮭と野菜の汁物"チェプオハウ"というメニューがあり、これが美味しい。

そして何よりも最高なのはロケーション!
溜め息がでるほど美しいポロト湖!!