2013.04.29
with an address
こんにちは、脇です。
新緑の気持ちよい季節となりました。
そろそろ本格的に衣替えができそうですね。
近くの呑川緑道の草木も、瑞々しく青々としています。
緑道の両脇には等間隔に桜の木が植えてあるのですが、なんとその桜の木一本一本に住所があることが分かりました。
桜の木に住所があるとは驚きです。
これはここだけのことなのでしょうか。
それとも他の桜にも住所があるのでしょうか。
桜の木の寿命は種類により異なるようですが、ソメイヨシノの寿命は意外に短く60年だそうです。戦後間もなく植えられたものが一斉に寿命を迎えているようで、日本中の桜の名所が無くなりつつある、という話もあるみたい。
確かにこの緑道の桜も次々と業者によって切り倒され、数が減ってきています。
お花見の季節になるとあちこちに出来る桜のトンネル。
これは、ソメイヨシノが大きく成長することを想定せずに約10mの間隔で植栽したから。隣り合う木が重なり合ってしまうのにも理由があり、なんとソメイヨシノが接ぎ木で増やされた同一クローンであることによる現象だそうです。個体は異なっていても同一クローンであるために、双方から伸びた枝は自分自身と認識して重なり合っていく。これより起こる日照不足や、歩行者の為の歩道整備による剪定によって腐朽が進んでしまった...
美しい桜並木の裏事情を知ってしまったら、なんだか桜を愛でる気持ちも変わってしまいそう。
それにしてもこの緑道の桜、住所があるってことは住民票もあるのかしら??