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sense of oneself

こんにちは、脇です。
ここのところ日差しが暖かいと思ったら、今日は節分、明日は立春。
まだまだ寒いけれど、確かにそんなに遠くないところに春の存在を感じます。
節分.JPG
現在、社員の募集をしている為、毎日のように履歴書が届きます。
その方の人生を左右することですし、私たちにとっても毎日顔を合わせる社員となるわけですから、じっくり拝見させて頂きます。いや、じっくり拝見しているのは社長だけかもしれません。私はたいてい直感に従います。その人に会いたいと思えるかどうか。

私の仕事のひとつに、モデルのキャスティングがあります。
モデルのキャスティングをする際、やはり書類選考をします。
たった1枚の紙に載っているモデルの写真と経歴から、表情やポージングのバリエーションがどうなのかを想像します。4枚載っている写真が全て同じ表情だったら、それはカメラの前でその顔しか作れないという判断を下すしかありません。
たった1枚の書類からその仕事に適しているかどうか(ファッションの撮影でしたら、そのブランドの服が着れるサイズの身体かどうか、ブランドイメージに合うかどうか等)、オーディションに呼ぶかどうかを決めます。何十人分もある書類の中から選ばれた数名だけがオーディションに参加でき、その中からたった一人が選ばれます。

たった1枚の紙切れだけで判断されてしまう書類選考。
この1枚の紙に、自分の良いところや個性を存分に表現しなくては損です。
何故皆、市販されている履歴書を買ってきて、白いシャツに紺のジャケットを羽織って髪をぴっちりまとめた写真を貼り"真面目さ"を演出するのでしょう。
確かに、世の中的には履歴書とはそういうものです。
でも、そんな堅苦しいルックスの人など、うちの会社では求めていません。
グラフィックデザインを勉強しているのならば、オリジナルの履歴書くらい作ってきてほしい。無理して堅苦しく撮った証明写真など無意味です。
普段そのような髪型やファッションはしていませんよね。
それならば、最も自分らしく魅力的な写真を貼ってきてほしい。
"真面目さ"や"ヤル気"は演出するのではなく、こちらが勝手に感じとるものです。
それよりも、自分の魅力を最大限にアピールして。

全てはセンスです。
履歴書の書き方、文字、顔写真、作品の見せ方、そして封筒の選び方やテープの留め方。その全てにその人のセンスが表れます。
会ってみたいな、と思わせるような魅力的な演出をして。
これはきっと、別のシチュエーションでも生かされるハズです。