2012.12.09
土鍋
こんにちは、脇です。
昨日、伊賀焼窯元「土楽」7代目福森雅武さんの娘、福森道歩さんの土鍋を使った料理のイベントがありました。土鍋というと、空焚き&炒め物厳禁!というイメージですが、実はそんなことはないようです。福森道歩さんは、土鍋をまるでフライパンのように使って料理していました。
あらかじめニンニク、塩こしょう、ローズマリー、オリーブオイルでマリネしておいた豚肉を、弱火でじっくりと空焚きした土鍋で焼き色をつけます。油をひかずに炒めるなんて、本当にびっくり!
全体に焼き色が付いたら火を止め、蓋をして余熱で火を通します。
発砲スチロールのように小さな空洞だらけの土鍋は、ルクルーゼよりも保温力に優れているそうです。
もちろん土鍋は蒸し料理も得意。
弱火でじっくり火を通します。
オリーブオイルでニンニクとベーコンを炒めて、トマト缶を加えて...アラビアータソースを作るのも土鍋。
パスタを茹でるのだって土鍋。
ステンレスの鍋で茹でたパスタと食べ比べをしましたが、土鍋で茹でるともっちりとした歯ごたえで美味しかったです。
鍋の素材によって、料理の味がこんなに違うとは驚きでした。
もちろん、土鍋の原料よってはこのような使い方ができないものもあるようです。
福森さんの土鍋は原料にこだわり、炒め物に強いように工夫しているみたいです。
土鍋を鍋料理だけのものにしておくのはもったいないですね。