2012.12.02
ロシア料理
こんにちは、脇です。
週末、私のバースデーだったので以前から気になっていた三宿のロシア料理「サモワール」へ家族で行きました。63年前に渋谷区円山町に誕生したサモワールは5年前に三宿へ移り、今は二代目のシェフが腕を振るっています。古い一軒家のような作りの店内には黒いダイヤル式電話や古時計など創業当時のものがセンス良く配置されていて、とても暖かみがあります。
まるで、おばあさんが作るスープのおいしいにおいに誘われて森の動物たちが集まってくる絵本、「おばあさんのスープ」に登場する小さな家のようなイメージ。
ここのお料理は本当に家庭的でした。
透き通るようなボルシチは、ビーツだけの赤色でやさしい味。サクサクのカツレツ、そしてクラッカーでできた蓋付きの壷に入ったビーフシチューも絶品でした。
子供の舌は正直なので、おいしい食べ物を出されると騒いだりせずにひたすら黙々と食べます。
最後に戴いたロシアンティー。
日本では紅茶の中にジャムを沈めてしまうのが一般的ですが、本場では紅茶の中には入れず、小皿にとってスプーンでジャムを舐めながら紅茶を飲むそうです。レモンスライスを浮かべた紅茶には、今の季節オススメというラズベリーとアンズのジャムを添えて。甘くて温かい飲み物にお腹が満たされ、食後のスイーツも不要です。
娘もとても気に入ったこのジャムは、モルドバ産。二つとも買って帰りました。
この冬、我が家での飲み物は、ココアよりもロシアンティーの方が多く登場するかも...