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食育

こんにちは、脇です。
本日、"粗食のすすめ"や"変な給食"の著者、幕内秀夫さんの講演があり、子供の食生活について貴重なお話を伺いました。
子供が食べるべきものは、8割ご飯、2割おかずでOKだそうです。
お弁当も凝ったものは不要で、おにぎりとお茶だけでも十分とのこと。
むしろ、おかずが増えるとジュースや菓子が欲しくなるそう。
好き嫌いも食べ残しもOK。
ピーマンなど苦い食べ物を無理して食べさせる必要もなく、出されたものを残さず食べる必要もない。子供の舌は苦みや酸味を毒と判断するもの。また、自分に必要な食事の量を分かっているので、食べれるだけ食べればいい。
朝食は、ご飯、みそ汁、漬け物でOK。
とにかくしっかり食べさせて。
食パンには糖類が含まれている為、お菓子と一緒。
毎朝食べるなんてNGです。
餓えに苦しんでいる人が世界中にいるというのに、「一日30品目」、「一日350g以上の野菜を摂ろう」、などなどあれもこれも食べろ食べろの食育が蔓延っている日本の食事情に疑問を持っていたので、なんだかスッキリ腑に落ちました。
ご飯さえ食べていれば、とりあえず安心していいみたい。
まぁ、幼児の話ですけどね。

それから、醤油を多く用いるために塩分の取り過ぎが心配な"和食"についての質問には、湿度の高い日本の風土に適している、との回答でした。減塩するから"漬け物が腐る"というあり得ないことが起こってしまったようです。
あの、白菜浅漬け事件の白菜は発酵もしていなかったそうですが、衛生管理の問題ではなく減塩が問題だ、とのことでした。このままでは漬け物の野菜は消毒しなくては...という間違った認識が広まってしまうのでは、と心配されていました。お漬け物は本来、野菜の保存食。家庭の台所でお母さんが作るもの。いってみれば、雑菌の多い環境で作っても腐るものではないそうです。

お漬け物の重要性を訴える幕内氏。
私はこれまで何度もぬか漬けに失敗してきましたが、これを機に、再チャレンジしてみようかな。