2012.10.16
沖縄の旅〜工房
こんにちは、脇です。
今回の沖縄の旅では、いくつかの工房を訪ねました。
どうしても行きたかったのは、読谷山焼の北窯のある、やちむんの里。
沖縄の焼きものの歴史は琉球王国まで遡る。
中国、朝鮮、日本の陶磁器が豊富に持ち込まれ、琉球王国の焼きもの技術は発展した。
しかし、明治維新の廃藩置県により沖縄県となると、流通制限がなくなって本土から安価な焼き物が流入して技術は衰退。その後、柳宗悦らの民藝運動により復活。
太平洋戦争中は政府から軍用食器を作るよう命じられたりもしたが、1972年沖縄返還後、読谷村に陶芸家が集まり共同窯を作り、相互秩序の精神により伝統工芸の拠点とする。
それが、やちむんの里の原点。
北窯で、娘は自分用の湯のみを選び、私は梅干し用の小さな蓋付きの器を選びました。
ガラス工房 日月〈HIZUKI〉
空き瓶などの再生ガラスで作る作品はどれもあたたかくて 表情が柔らかい。
ガラス工房 彩砂
米軍ハウスを改装し、自宅兼工房兼SHOPとなっている。
沖縄の人たちは、温かくてフレンドリーな人が多い。
お茶を出してくれたり、ついつい長話になってしまったり...
そして話題はもっぱら台風のこと。
どこどこ工房の煙突が壊れただの、次の台風にはどのように備えるか、などなど。
滞在中も台風が迫ってきていたのか、とにかく風が強く吹いていました。
海へ行くと、どこにでも美しい貝やサンゴが山のようにあり、娘と夢中になって集めました。転がっているヤシの実に顔を作ったり、サンゴで文字を作ったり...
時間の制限なく娘とこういうことができることを、幸せだと思う。