2012.09.19
石巻市〜被災地編
こんにちは、脇です。
初めて訪れた石巻市。
瓦礫は随分減り、草地が広がり、新しい民家が点在する。以前家があったのか、それとも元々なかったのかすらわからない。道路もほとんどが新しい。
まだ仮設住宅が所々にあり、仮設住宅を作る工場もある。
私たちが宿泊した桃生町の公民館の前にも、仮設住宅で暮らす人たちがいた。
大津波がきた石巻港。
今は穏やかだけれども、大津波がきたことを想像すると恐ろしくて震えてくる。
地震と津波の他に火災被害も大きかったこの辺りには、何千台もの廃車の山がいくつもあった。辺り一面広がる草地に、確かにここに家があった形跡がはっきりと今も残る。
南浜町に建つ高い棒、これはこの地を襲った津波の高さを示すもの。
最も被害の大きかった大川小学校では追悼式が行われていた。
登っていれば助かっていたはず、という裏山は想像以上に急斜面で険しく、校庭だったらしきところにはつま先だけが見えている靴がしっかりと埋まっていた。
今もなお随所に残る、津波被害の生々しさ。
時間の経過とともに穏やかさを取り戻しつつある石巻の地に、黙祷を捧げてきました。
帰り道に寄った福島のサービスエリアでは、もう紅葉が...
地上で何が起ころうと、季節は暦通りにちゃんと巡ってくるから人は前を向いて歩けるのかな。