2012.07.05
蚕 その後
こんにちは、脇です。
今日はムシムシと梅雨らしい天気ですね。
さてさて、我が家の蚕の状況です。
ずっと元気のなかった一頭の蚕が、ついに天国へ逝ってしまいました。
白かった体が茶色く小さくなって動かなくなってしまいました。
何が原因だったのか分かりません。
そして残りの蚕たちもあまり元気がないので、ちょっと心配です。
葉の善し悪しまで分かるようになったのですが、そろそろ桑の葉摘みも終盤です。
やはり、大きくてしっかりと分厚い葉っぱを食べた方が、蚕の成長は早かったようです。
こんなに大きな、娘の顔くらいの大きさの葉もあるんですよ。
先日、繭になった蚕がその後どうなるのかをご想像にお任せしようとしましたが、やはり命あるものなのできちんとお伝えすることにします。
まず娘達は蚕を育てて何をしているのかというと、繭から糸を紡ぎ、ランプシェードを作ります。シルクのシェードなんて贅沢ですね。
繭の中にはサナギがいて、放っておくと繭に穴をあけて成虫が出てきます。
繭から出た成虫はすぐに交尾をし、一頭につき卵500個産んで、死んでしまいます。
しかし穴があいた繭からは糸を紡ぐ事が出来ません。
よって成虫が出てくる前に、天日干しorドライヤーなどの熱によってサナギを殺してしまうのです。残酷ですね。
一生懸命育てた蚕たち。
いずれにしろ死んでしまうのですが、そのような作業はとても辛いです。
できれば作業を一度で済ませたいので、繭が出来るごとに冷凍庫へ一時保管することにしました。私にとって、虫のなかでも最も苦手だったガですが、ごめんね、と冷凍庫のドアを閉めるとき、不覚にも涙が出ていました。
まったくなんて辛い思いをさせる学校なんでしょう。
でも、これも命の勉強の一環なんですね。
そして我が家には新たな問題が勃発。
娘が成虫を見たいというのです。
そしてできれば500個の卵を育てたい、とまで。
なんとおそろしい!
しかし彼女の気持ちも分からなくはなくダメとは言えないので、
全てが繭になるまでに答えを出そうと思います。
それにしても、娘のクラス全員が蚕をカワイイと言って手や顔にのせて喜んでいるし、
担任の先生なんて携帯の待受画面を蚕にしていると言うから驚きです。
では、この続きはまた改めて...