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これからの野菜の食べ方

こんにちは、脇です。
今、生きていく上での最重要課題である"食の安全"。
いろいろな不安や噂が飛び交う中、正しい野菜の選び方についてアドバイスをしてくれる本があります。ファーマーズマーケット男子野菜部が、野菜について気になることを徹底的に調べ上げた一冊、『これからの野菜の食べ方』/幻冬舎

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真の安全とは何ぞや、という内容ですが、そこには驚くべき事実が書かれていまいした。有機JAS認証の野菜にも使用が認められている農薬がある、とか、国産野菜だけど種は輸入モノだとか。土や水はどうなのかとか。
京野菜をブランド品として売り出す為に行われている裏事情なんかは面白かった。
結局、私たちはたいした知識もないのにイメージ先行で買い物をしているんですね。私が以前通っていた野菜ソムリエの学校では、農薬よりもじゃが芋の芽や青い皮の方がはるかに有毒、と教えていました。実際に私もじゃがいもの青い皮で中毒になったことがあります。
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オーガニックであるかどうか、というのはひとつの判断基準ではありますが、オーガニックだから美味しいとは限らないと思っています。
それは永田農法(ルーツ農法)のりょくけんで働いていたときに身をもって感じました。
りょくけん野菜には、自然農法やオーガニック野菜だけでなく、農薬を使用した野菜もあります。しかしどの野菜も強い生命力に溢れていて美味しいので、試食をしたほとんとのお客様が購入して下さっていました。
永田照喜治会長が「野菜は頭で食べるのではなく、五感で食べるもの。オーガニックかどうかよりも、おいしいかどうかが重要」と話していたのを思い出しましたね。

写真も美しく、プロ仕様の野菜の見分け方などの情報もあり。
被災地野菜とのつき合い方についても考えさせられます。
食に対する不安を抱えている人にオススメの一冊です。