2012.01.02
御節
明けましておめでとうございます。
脇です。
元日の朝目覚めて最初にしたことは、顔を洗うことでもなく、窓を開け放つことでもなく、ローストビーフの仕込み。大晦日の夜に作ったがめ煮とともに持参して、久しぶりに実家で過ごしました。
御節料理とは重箱詰めされた料理を指しますが、重箱に詰めるのはめでたさを「重ねる」という意味で縁起をかついだものらしいです。
同様の意味合いから、雑煮もおかわりをするのが良いとされているそうです。
火を通したり干したり、酢に漬けたり味を濃くして日持ちする物が多いのは、火の神である荒神を怒らせないため。正月に台所で火を使うことを避けるという平安時代後期からの風習により、正月には台所仕事をしないのが正しいみたい。正月くらいは女性を休ませる、という意味合いもあるみたいだけどね。
そして今年は和菓子のおせちというものに出会いました。
鯛の生落雁、金平糖、胡桃の塩煮、牛蒡蜜煮、金柑甘露煮、蓮根砂糖漬け、黒豆、干し柿などが三段重に入っています。
とっても甘そうな感じがしますが、実際は砂糖控えめです。
さすが楳心果、アートですね。