2011.08.14
冒険絵本ピノキオ
こんにちは、脇です。
今日は、アミューズの若手俳優による舞台「冒険絵本ピノキオ」を観てきました。
どうせ僕なんか、どうせダメになるんだ、どうせ...というのが口癖で、なんでもあきらめてしまう取り柄のない中学生の男の子が、不思議な絵本と出会う。そして、ひょんなことから絵本の世界に入り込んでしまい、ピノキオになって冒険を続け、成長していくストーリー。
脚本は、電通CMプランナー、高崎卓馬さん。
映画「ホノカアボーイ」脚本や、JR新青森のCMを手がけている方です。
JR新青森駅。まさに先日新幹線で行って来たばかりなので、親近感が湧いてしまう。
こちらのCMの方も素敵です。
話は舞台に戻りまして、演出、振付、脚本は広崎うらんさん。
蜷川幸雄さん演出の舞台などで活躍されている、コレオグラファー。
(コレオグラファーとは、日舞、歌舞伎、バレエ、ダンスなどを含め、身体表現を構成する芸術家、振付家のこと)
ミュージカルとお笑いの要素を含めながら、心地よいスピード感で物語が展開して行くんだけど、それが予想外な方向にどんどん進んでいって...ピノキオを本当の息子のように育てたオジイさんゼペットはいい人すぎてマヌケだし、何故かとちゅうで浦島太郎が入っちゃったり、海賊やオカマの天使が出て来たりして、とにかく面白かった。
ダンスはもちろん、ジャグリングや玉乗りなんかも出来るアミューズの若手俳優、恐るべし。そしてスタッフが本当に一流ですね。脚本も衣装も素晴らしかったです。
舞台の面白さに引き込まれ、冒険の世界へすっかりトリップしちゃいました。
オカマの天使が誘惑に負けてばかりのダメなピノキオに言う台詞、
「あなた、ハートの筋肉鍛えなさい!」というところがグッときた。
そして最後は、「どうせ」とばかり言うピノキオに海賊が言う。「なら」をつけろと。
「どうせなら」にしろと。
どうせ死ぬのなら精一杯生きよう、とかね。
心に刺さる素敵な舞台でした。
ご興味のある方は是非、劇場へ。
プラネタリウムもある、渋谷区文化総合センター大和田にて。
アミューズの饗庭さん、沖田さん、お誘いありがとうございました。