2011.01.31
エコじゃないエコバッグ
マネージャーの脇です。
日々、生活の中で、「どっちがエコ?」とふと考える。
家から離れたスーパーにオーガニック野菜を車で買いにいくのと、
近くのスーパーに農薬野菜を歩いて買いにいく。
近所の農園で穫れたというだけの野菜と、遠くの無農薬野菜。
それは自給自足は理想だけれど、そんな生活を出来る人はごく一部。
わずかな家庭菜園を趣味程度にやるのが精一杯なのでは。
エコって単純には測れないよね。
ある側面からみたらエコっぽくても、引きで見たら実は全然エコじゃないことってたくさんあると思う。
そのいい例がエコバッグ。
1年間に約300億枚がゴミとして捨てられるレジ袋。
その削減を目指して始められたレジ袋の有料化。
そんなレジ袋だけど、実はほとんどの人がゴミ入れとして使用していて、未使用で捨てる人は1%未満らしい。
レジ袋をゴミ入れとして使っていた人は、レジ袋を使わない代わりに自治体指定のゴミ袋を買う。
でも、自治体指定のゴミ袋はサイズが大きい分だけレジ袋にくらべて使用するポリエチレンの量も多い。
ポリエチレンの原料は石油。
自治体指定のゴミ袋に使われる石油の量は、レジ袋のおよそ3倍らしい。
それから、例えば日本からヨーロッパに旅行へ行くときに使用する石油の量は、レジ袋300年分に値するっていうから、旅行を1回我慢した方がよっぽどエコだよね。
さらにさらに、ポリエステル素材のエコバッグは、その製造過程で排出されるCO2はレジ袋の約50倍とか。
エコバッグって色々出てるし、買い物したら貰えたりするよね。
でも、中途半端なサイズやデザインのものが本当に多いと思う。
使い道のないエコバッグを生産していること自体が環境破壊なのにね。