2010.11.20
フィンランドの伝統装飾 ヒンメリ
こんにちは、マネージャーの脇です。
ヒンメリ作りに参加してきました。
ヒンメリとは、1150年頃から始まったフィンランドの伝統装飾のことで、麦わらを正八面体に編んだモビールです。スウェーデン語で「空」を意味する「ヒンメル Himmel」に由来します。
幾何学的なパターンを組み合わせたり、つなぎ合わせたりして、独創的なモビールが出来上がります。
フィンランドでは 昔から、その年に穫れた麦わらでヒンメリを作り、翌年の豊作を願って、夏至祭まで吊るしておく習慣があるそう。もともとは、12月下旬の冬至に行われる、太陽神の誕生祭や収穫祭の飾り物だそう。
クリスマスシーズンを迎えると、家族でヒンメリを作り、窓辺や食卓に吊るしたり、オーナメントとしてクリスマスツリーに飾ったりするらしいです。
素敵ですね。
そして、そのヒンメリを日本に広めているのが、家族ユニットnoninokoのおおくぼともこさん。
友人宅で行われたおおくぼともこさんのワークショップに参加し、直々にヒンメリの作り方を教わってきました。
麦をハサミでカットし、糸を通して幾何学模様を作っていきます。これが結構難しい。
力を入れすぎると乾いた麦がすぐに割れてしまう。
とても集中した2時間でした。
神や自然に対する敬意、感謝の気持ちを形にする風習...
日本各地にも様々な儀式があったはずです。
繭玉作りなんかもそうみたいですね。
今度は、日本各地に残る様々な儀式についても勉強してみたいと思いました。