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感情のテイスト

こんにちは。マネージャーの脇です。10月も半ばとなりましたが、また汗ばむ気候が戻ってきましたね。先日、原宿に突如出現したゲリラレストランへ行ってきました。ゲリレス-1.jpgそこは薄暗く、赤い光を放つ怪しいレストラン。カーテンの向こうで、何者かが音を立てている。叩き付けるような音。背筋がゾクゾクする感じ。まるで、宮沢賢治の「注文の多い料理店」のように、レストランに入ったつもりが、実は料理されるのは自分ではないか、と不安になるようなシチュエーション。
赤いカーテンが開くと...そこには大きなキッチンが二つあり、鶏や魚や腸詰めなんかが上からぶら下がっていて、目の周りがグルリと青い白塗りのコック達が豪快な音を立てて調理している。赤と黒の服に身を包んだ不思議なウエイターが、セージの煙がモクモク溢れる大皿から怪しげな食べ物を一人一人にサーヴしていく。そして魔女のような支配人、諏訪綾子さんがメニューを紹介する。
そのメニューとは、"痛快さのテイスト"や"恐ろしさと不安がゆっくりと混じり合うテイスト"など。
見た目は美しくてグロテスク。
手で、そして一口で食べるのがルール。
"驚きの効いた楽しさと隠しきれない嬉しさのテイスト"を食してみると...
一言で表すと"歓喜"。天にも昇るような感じ!写真.JPG
エネルギー補給でも、食欲を満たすためでもない、感覚であじわう感情のテイスト。
五感が勝手にフル稼働しちゃうような、スゴイ体験でした。
food creationの諏訪綾子さん、素晴らしいアーティストです。
そして彼女を支えているのは私の大切な友人であり、Alexander lee changプレスの長谷川直子ちゃん。
直ちゃんも超・美意識の高い、とってもステキな女性。